技術的に設置可能か議論 環境省 中間貯蔵施設検討会始動

環境省は6月28日、中間貯蔵施設安全対策検討会を始動した。秋頃までに3回程度開催し、中間貯蔵施設に関する安全確保を念頭に、(1)中間貯蔵施設に係る貯蔵、構造及び維持管理等の指針(2)中間貯蔵施設の概要(3)施設の安全・安心の確保――について議論を行い、とりまとめを行う方針。

検討の中では、中間貯蔵施設について既往の知見やボーリング調査等の結果を踏まえ、調査場所周辺における施設設置の技術的可能性について議論。そのうえで中間貯蔵施設に搬入する除去土壌等や廃棄物の量等を整理しつつ、施設の具体像や施設への運搬の考え方、仮置場からの搬出時や運搬時の安全対策について議論するとともに、これらを念頭に放射性物質に係る安全評価を行う考え。

また施設の安全・安心の確保に際しては、(1)安全操業のための管理・教育(2)緊急時対策(災害・事故)(3)地域とのコミュニケーションや情報公開(4)モニタリングのあり方――について議論する。

同日、「中間貯蔵施設環境保全対策検討会」も初会合を開き、環境保全対策の検討の進め方、基本方針等に関して、2回程度会合を持ち、地方自治体とのコミュニケーション等を図りつつ、重要な環境保全の具体策をまとめていくこととしている。


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