[原子力産業新聞] 2013年7月11日 第2678号 ＜1面＞

早期に適合性確認を　原産協会　新基準施行でコメント

原産協会は８日、新規制基準施行に際し、事故後、「失われた原子力に対する国民の信頼回復の出発点」との認識を示した上で、原子力規制委員会には、さらなる安全性の向上を目指した実効的運用、不断の見直しを求めるとともに、事業者も、新基準の遵守に留まらず、継続的な改善に取り組むべきとするコメントを発表した。

「これからの原子力規制委員会に望むこと」と題し、服部拓也理事長名で発信された今回のコメントでは、まず、事故の反省と教訓を踏まえ、すべての発電所で、新基準への適合性が早期に確認される必要を訴えている。規制委員会に対しては、より信頼性の高い基準を目指すためにも、産業界や学協会との意思疎通を通じ、相互理解を深めていくほか、立地自治体へも丁寧な説明がなされるよう求めている。

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