ヨルダンで安全評価向上支援 IAEA

国際原子力機関(IAEA)は6月30日、ヨルダンの首都アンマンで記者会見を開き、原子力導入計画を進める同国の原子力規制委員会(JNRC)を対象とした原子力安全評価スキルの向上支援プロジェクトが完了したと発表した。

同国では現在、原子力委員会が初号機の発注先を選定している段階だが、IAEAではこれと並行して同国で独立の立場の堅固な安全規制機関を効果的に構築するための支援を提供し、同国自身の安全評価によって高いレベルの安全性が達成・維持可能となるよう導いていく考えだ。

このプロジェクトはIAEAが事務局を務める規制協力フォーラム(ECF)の主催で行われるもの。IAEAの原子力安全専門家による決定論的安全分析訓練や確率論的安全評価、安全分析報告書の評価審査など、12以上のワークショップが利用可能になる。JNRCが独自に安全審査を行うための能力向上を目的とした「安全評価教育訓練プログラム」は昨年9月に開始されていた。


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