世界初の宇宙でのほ乳類生殖実験 宇宙放射線の影響も

山梨大学は12日、宇宙航空研究開発機構などと共同研究グループを立ち上げ、国際宇宙ステーション内で、フリーズドライしたマウスの精子を、長期保存し、宇宙放射線が次世代にどのように影響するのかを調べるという「世界初の哺乳類の宇宙生殖実験プロジェクト」を実施すると発表した。

これから開始されるプロジェクトでは、同学生命環境学部による技術を用いてフリーズドライしたマウス精子を、6か月、1年、2年の期間、宇宙ステーション内で保存し、その後、地球へ回収し、ライフサイエンス実験施設で、宇宙保存精子由来の子作りを試み、次世代への遺伝子変異など、宇宙放射線の生殖細胞への影響を解明するという。


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