主要な論点を整理 規制委・審査会合 規制基準の適合審査

原子力規制委員会の新規制基準適合性に係る審査会合は23日、前回16日の事業者からの申請内容に関するヒアリングを受け、各発電所ごとに主要な論点を整理し、さらに説明を求めることとした。

今回会合では、施行日8日に申請された4社10プラントに関する申請に対し、主要論点を、地盤・地震、津波、火山等の外部事象、プラント関係に分けて整理し、事業者出席のもとに詳細な説明を求めるなどした。

関西電力の高浜発電所は、地下構造を3次元的に詳細把握する調査を実施するほか、福井県による津波評価も反映することなどを指摘した上で、審査は、これらに関する論点から開始することとした。九州電力の川内発電所は、事業者が検討用地震の震源としている断層について、地震調査研究推進本部の公表した断層長さも反映し評価し直すことを指摘した。北海道電力の泊発電所1、2号機については、規制委側が「準備不十分」として、審査は保留となった。


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