鮮明に3次元で観察 島津製作所 産業用X線CT

島津製作所は17日、リチウムイオン電池、アルミダイカスト部品、などの内部構造をより高コントラストに、よりシャープに3次元観察ができるマイクロフォーカスX線CTシステム「inspeXio SMX―225CT FPD」(=写真)を発売した。

マイクロフォーカスX線CTシステムとは、微小焦点のX線発生装置とX線検出器の間でサンプルを回転させ、撮影したデータを元にサンプル内部の3次元構造を再構成し観察するための装置。国内市場においては、inspeXioシリーズがトップシェアを有している。特長のひとつであるスキャン領域の拡大は約25%アップ、最大搭載サンプルサイズは約15%アップした(同社比)。従来扱えなかった大型のサンプルも、より広い視野で観察できる。微小化の進む電子デバイスから自動車のアルミダイカスト製品まで、1台で多用途に対応する。


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