原電に「正当な科学的基盤」 国際レビューチームが見解 敦賀破砕帯の評価で

日本原子力発電(原電)は1日、敦賀発電所敷地内破砕帯調査と、これに対する海外有識者らによる評価について説明する報告会を都内で開いた。先にまとめた敦賀2号機原子炉建屋直下を通るD―1破砕帯が「耐震設計上考慮する活断層ではない」とする調査報告について、2つの国際レビューチームが評価し、電力側の調査に「正当な科学的基盤」があることを述べている。

レビュー結果によると、原電の最新の調査報告には、地質学的な新知見が含まれており、「規制委員会の有識者会合で示された論点について明確に答えている。議論を再開するための重要な理由付けになる」などと評価した。

原電の木村仁取締役は会見で、レビュー結果について、「色々な形で皆様に見て欲しいし説明もしたい」などとオープンな姿勢を示した。


お問い合わせは、政策・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで