泊発電所ピアレビュー終了 WANO

北海道電力の泊発電所は1日、7月18日から実施していた世界原子力発電事業者協会(WANO)によるピアレビューを終了した。WANOは、現在、原子力規制委員会で新基準への適合性審査が進められている3号機の再起動について、長期停止から運転への移行が確実に行われるよう、総合的な計画を検討することを同社に対し推奨した。

今回のピアレビューでは、世界の原子力発電事業者22名からなる専門家チームが、運転、保修、放射線防護等の各分野について、現場作業やシミュレーター訓練の視察、発電所員へのインタビューなどを通じ、他への推奨事項、改善点を議論した。特に、福島発電所事故後、長期間停止していることを踏まえ、停止中の設備保全活動や、運転に当たっての管理体制等についてもレビューを行い、津波に対する自主的な浸水対策、従事者の被ばく低減などの取組が評価された。

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九州電力の玄海原子力発電所3、4号機は5日より、WANOよるピアレビューを開始した。同社では6月に、川内発電所でもピアレビューを行っている。


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