防城港1に最初のSG据付 中国

中国で原子力発電所の土木建築工事を請け負っている核建集団公司(CNECC)は24日、広西省チワン族自治区の防城港原子力発電所建設サイトで1号機に最初の蒸気発生器(SG)据付に成功したと発表した。

防城港では、中国広核集団有限公司(CGN)が仏国からの導入技術を元に独自改良した出力100万kWのCPR1000を2基建設中。機器も中広核工程設計有限公司や核工業第二研究設計院などが共同設計したものを東方電気集団有限公司や上海電気などの国内企業が製造している。

1期工事となる1、2号機の建設工事は2010年7月に開始。両炉とも15年に完成予定だが、同サイトでは最終的にCPR1000が6基建設されることになっている。1号機のSG設置作業は17日に行われたもので、東方電気が国内鉄鋼企業の国有持ち株会社である宝鋼集団有限公司との協力で製造したSGを格納容器内で吊り上げ、所定の位置に据え付けた。

東方電気と宝鋼は昨年9月、インコネル690合金製「メイド・イン・チャイナ」のU字管を有するSG製造に成功したと発表。10年10月の両者の契約に基づき、防城港1への同SG納入計画を明らかにしていた。


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