[原子力産業新聞] 2013年8月22日 第2683号 ＜2面＞

４歳未満、ＷＢＣ内部被ばく検査　福島県

福島県は、４歳未満の子どもを対象としてホールボディカウンター（ＷＢＣ）による「内部被ばく検査」を行うこととし、１日から５日まで、いわき市の県いわき合同庁舎を会場に検査を行った。

これまで、４歳未満の子どもについては、ＷＢＣ検査機器の構造上の課題から検査の実施は困難だったが、放射線医学総合研究所、日本原子力研究開発機構における測定方法に係る検討結果を踏まえ、検査が可能となったことをうけての検査実施。

今後、避難指示が出された市町村の内、ＷＢＣ検査機器を保有していない市町村については、県車載式ＷＢＣ車による巡回検査を進めることとなっている。

また、ＷＢＣ検査機器を有する市町村に対し、県において補助具（椅子）を確保し、貸与するなど、市町村との連携を図りながら、４歳未満の子どもを対象とした検査を順次、拡大するという。

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