IHIが除染・廃炉事業に参入 米会社を買収

IHIは7日、超高圧液体窒素による原子力発電設備等の除染・解体技術を有するナイトロシジョン(NITROCISION)社を買収し、米国の子会社の傘下に入れた。ナイトロシジョン社を傘下とすることでIHIグループは、欧米で開始されている原子力発電施設の除染・廃炉事業への参入を図るとともに、今後拡大が予想される国内の除染・廃炉事業にも本格的に参入していく方針だ。

ナイトロジェット(NITROJET、=写真)と呼ばれるこの技術は、1990年代初めに米国エネルギー省のアイダホ国立研究所で開発され、超高圧の液体窒素を対象物に吹き付けることで、配管、金属構造物、タンク等の洗浄や切断、またコンクリートのはつり(汚染された表面層の除去)等を行うことができるという。


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