[原子力産業新聞] 2013年9月12日 第2686号 ＜2面＞

原子力技術他、多くの可能性を　日立　リトアニアのエネ公社と協業へ

日立製作所は５日、リトアニアのエネルギー全般を管轄するリトヴォス・エネルギア（公社）と、同国エネルギー分野の包括的な協業について、検討を開始することに合意したと発表した。

今回の合意を受け、日立の田中幸二副社長（電力・インフラシステム事業担当）は、「日立が提案している最先端の原子力技術に加えて、バルト地区で広く貢献ができる機会があれば日立グループの有するノウハウや革新的な技術で協力していきたい」などと述べている。

日立は、中東欧を注力地域の１つとして位置付けており、同社欧州地域の統括会社の日立ヨーロッパは１２年４月に、リトアニア事務所を設立している。今後は、これと連携して、リトアニアを含めたバルト三国の発展に貢献しうる幅広い分野にわたる事業の可能性を検討していくこととしている。

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