バックエンド分野で国際会議開催 ロシア

ロシアの原子力総合企業ロスアトム社は10月30、31日の両日、放射性廃棄物や使用済み燃料の管理に関する国際会議「アトム・エコ2013」をモスクワで開催する。

廃棄物管理に加えて関連技術の移転や国際協力の可能性についても議論する同会議では、ロシアを含めた世界各国の関連企業の幹部のほかに、政府の管理機関や規制当局、監督機関、研究機関などの代表が参加予定。

7回目となる今回は全体会議のテーマを「原子力――損害ゼロの戦略」としたほか、パネル討論や円卓会議の議題として、放射性廃棄物管理システムの開発、廃棄物最終隔離基地を創出するための国際的経験、使用済み燃料の安全管理戦略の一選択肢としてのリサイクリング、原子力関連施設の廃止措置技術などを取り上げる。

また、こうした会議の期間中、展示会を同時開催するとともに、11月1日には、ロシア国内の産業や医療、農業活動から排出される低・中レベル廃棄物の管理研究開発センター「RADON」へのテクニカル・ツアーも準備。モスクワ近郊に立地する同施設で廃棄物をどのような技術で管理し、モスクワ市民の安全と環境防護を確保してきたか、最新の技術や長年にわたって蓄積されてきた専門的知見に接することが出来るとしている。

同会議に関する詳細はhttp://www.atomeco.org/en/congressを参照。


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