SPECT検査装置を販売 東芝メディカル

東芝メディカルシステムズは12日、体内に投与した放射性医薬品から放出されるガンマ線を検出して画像化を行う核医学診断用検出器回転型SPECT装置「デジタルガンマカメラGCA−9300R(ジーシーエー9300アール)」を開発し、国内での販売を開始した。このシステムは国内で唯一販売される3検出器型SPECT装置だ。

SPECT検査は、国内で年間約116万件の検査が行われているが、日本RI協会の調べでは頭部検査と心臓検査でSPECT検査全体に占める割合が増えている。これは虚血性脳血管障害や虚血性心疾患における診断と治療方針の決定などにSPECT検査の重要性が高まっていること、認知症においてもSPECT検査の必要性が高まっている等が背景にある。今回の新製品は、これらに対応すべく、頭部検査および心臓検査に最適化した、東芝独自の設計で開発された。これまで画質でも高い評価を得てきた同社のGCA−9300Aの基本コンセプトを受け継ぎながら、一層の高画質、高速データ処理、操作性向上を実現した。


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