リトアニアに出張講義 研究者など対象に 人材育成のため10月中旬

日立製作所は12日、東京工業大学と共同で、欧州では初めて、リトアニアを中心としたバルト地域における原子力分野の人材育成に協力するため出張講義を開催すると発表した。10月中旬に、日立と東工大からそれぞれ講師を派遣する。

この講義はリトアニアの有力大学であるカウナス工科大学で開催し、同大学生にとどまらず、バルト地域で原子力を専攻する学生や原子力関係機関の研究者などを含めた合計約50名を受講の対象とする。

これまで日立および日立GEニュークリア・エナジー社は東工大大学院の内に「国際原子力人材育成(日立GEニュークリア・エナジー)寄附講座」を設立し、東工大原子核専攻の学生の国際原子力機関へのインターン派遣、ベトナムやマレーシアへの出張講義を開催するなど、主にアジア地区を中心として国際的な原子力分野の人材育成を進めてきた。今回はその活動の一環として、人材育成に積極的に協力するもの。


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