国民の信頼回復につなげる 原産安全シンポ 英国などの事例も紹介

原産協会は10月22日、原子力安全シンポジウムを、東京・千代田区のイイノホールで開催する。安全シンポジウムは、福島発電所事故を受けた安全向上への議論を主眼として2月に初開催されているが、今回は、「原子力安全―国民の信頼回復につなげるには」に焦点を当て、近年、原子力開発に再度舵を切った英国の理解促進状況を踏まえ、国内外有識者らによるディスカッションを行うこととしている。

前半は、科学ジャーナリストの小出重幸氏をコーディネーターとして、前英国議会科学技術部のデビッド・コープ氏より「政策立案プロセスにおける科学的、技術的、工学的視点」、国会事故調委員を務めた社会システムデザイナーの横山禎徳氏より「国会事故調でいう『人災』とは何か―『社会システム』課題としての視点」と題する講演を行う。

後半は、国際エネルギー機関元事務局長で日本エネルギー経済研究所特別顧問の田中伸男氏をコーディネーターとして、「原子力安全を国民の信頼回復につなげるには」をテーマにパネルディスカッションを行う。パネリストには、ポール・ディックマン氏(元クラインNRC委員長主席補佐官)、山本哲也氏(原子力規制庁審議官)、豊松秀己氏(電気事業連合会原子力開発対策委員長)、クレイグ・ハンセン氏(B&Wカナダ社原子力部門本部長)、山口彰氏(大阪大学教授)、渡部道雄氏(共同通信社論説委員)が登壇する。

詳細は、協会ホームページ(http://www.jaif.or.jp/)参照。問い合わせは、政策・コミュニケーション部山本・佐々木(電話03―6812―7160)まで。


お問い合わせは、政策・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで