放医研と共同研究開始 みずほ情報総研

みずほ情報総研は9月30日、診断・治療・確認をリアルタイムで行う未来型のがん治療実現に貢献する技術の創出を目指して、GPUを用いたPET画像再構成手法の開発に着手すべく、放射線医学総合研究所と共同研究を開始したと発表した。

放射線診断・治療において、画像再構成に必要な計算量は、画像の高精細化などの流れに伴い膨大になりつつあり、計算時間の短縮に対するニーズはますます高まる傾向にある。特に、現在、放医研が開発を進めている診断と治療が同時に可能な世界初の開放型PET装置(Open PET)による画像誘導型放射線治療を実現するためには、画像再構成の計算時間を極限にまで短縮化したリアルタイムイメージングシステムの構築が不可欠。

画像処理・高速化分野で豊富な開発実績を持つみずほ情報総研が、生体内で起こるさまざまな生命現象を外部から分子レベルで捉えて画像化する研究を推進している放医研と連携することで、診断・治療・確認をリアルタイムで行う未来型のがん治療の実現に貢献する技術の創出をめざすとしている。


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