英の原発新設計画会社を買収へ 東芝

未確認の情報によると、英国で原子力発電所の新規建設を計画しているニュー・ジェネレーション(NuGen)社を買収する方向で日本の東芝が交渉を進めている。

NuGen社に50%ずつ出資する仏GDFスエズ社とスペインのイベルドローラ社はともに、この件に関するコメントを控えているが、東芝は年内にも両社から50%を超える株式の取得を目指している模様。成功すれば、昨年10月に英国で独資本のホライズン社を買収した日立製作所と同様、福島事故以降も原発新設計画が順調に進む英国で受注の機会を得るとともに、東芝傘下のウェスチングハウス社がAP1000を同国で建設する可能性が大きくなる。

NuGen社は2010年、仏西の2社と英国資本のスコティッシュ・サザン・エナジー(SSE)社が設立した合弁会社だが、SSE社は11年に撤退。西カンブリアのセラフィールド近郊の用地を原子力デコミッショニング機構から購入し、23年までに最大360万kWの原子力発電設備を建設するという同計画を「ムーアサイド・プロジェクト」と命名していた。


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