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エネ研が世界エネルギー見通し 日本は間接効果のみと分析 シェール革命の影響等 米中への恩恵大きく日本エネルギー経済研究所は21日、2013年のアジア/世界エネルギーアウトルックを公表した。シェール革命の影響について、北米中心に開発が一層進展すれば、世界の天然ガス生産は2040年には現在より83%多い6.18兆立方mに達する等の分析を示した。生産から消費に至るまでの技術やインフラが充実することを前提にすれば、世界市場に大きなインパクトがあると分析している。 また、この開発促進のケースでは天然ガスの低廉化で石炭利用の大幅な鈍化が特に中国に著しく表れるとしている。同様に原子力や太陽光、風力なども増分が若干圧縮されると見込んだ。日本については2040年の石油・天然ガスの純輸入額がシェールガスの開発促進が進展するケースで、現状を延長したケースより400億ドル低減し1600億ドルと試算した。 エネルギーコストの低廉化で各国のGDP押し上げ等も期待でき、開発促進ケースなら2040年には米国が1.4%、中国は1.9%押し上げられる見込み。しかし日本は間接効果のため1.1%に過ぎない。 開発促進でない現状維持の場合は、シェール革命の影響は限られ、例えば原子力は、中国とインド等の新興国、ロシアや中東、米国等で導入が着実に進み、世界の原子力発電設備容量が2012年の3.88億kWから2040年に6.31億kWに拡大の見込みだ。 お問い合わせは、政策・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで |