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線量測定を省力化 戸田建設 ビルの外壁面を上下戸田建設は23日、ビル外壁部の放射線量を測定する壁面放射線量測定システム「さー兵衛」(=写真)を開発したことを発表した。屋上から吊りさげた測定装置を壁面に沿って上下させながら測定するシステムで、従来と比べ作業員の被ばく量の低減、作業時間の短縮、費用の削減が可能になる。また今回の開発により、同社が目指していたトータル除染システムも確立した。今後は除染の企画・調査から除染作業、放射性物質の拡散防止、放射性廃棄物管理まで同社独自のソリューションをワンストップで提供していく方針だ。 開発したシステムは、同社の技術専門員が現地に機材を持ち込み、工具無しで機材を組み立てること(組立て時間12分程度)で、事前準備の負担を軽減し、放射線量の測定をスムーズに行えるようにした。各測定ポイントで一定時間(10秒毎に10回測定し、その平均値が測定値)停止して測定を行い、データは装置内に自動で蓄積され、パソコンなどで測定データを管理し、報告書などに活用していく。 この技術で、事前準備(ゴンドラのセッティングや外部足場の組立て)を大幅に低減し、従来の測定時間と終了後の片付けの短縮、トータルコストの低減が図られた。 お問い合わせは、政策・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで |