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女川基準地震動1000ガルに引上げ 東北電力東北電力は11月28日、女川原子力発電所の基準地震動を、これまでの580ガルから約1000ガルに引き上げ、これを反映した対策を加速するなど、原子力の安全性向上に関する新たな取組を発表した。 これまで、福島第一発電所事故を受け、敷地高台への大容量電源装置の設置や、電源車の増備を進めてきたが、さらに今後、ガスタービン発電機の設置や、直流電源では、既設の蓄電池の容量増強他、可搬式電源の配備やバックアップとして3系統目となる常設電源も追加するなど、対策に厚みを加え、一層の安全性向上を図る。 女川発電所については、東日本大震災で一部の周期帯において、基準地震動580ガルを上回ったことなどから、より安全サイドに立った設定にする考えから、約1000ガルに引き上げることとした。現在進めている耐震工事の他、防潮堤やフィルター付格納容器ベント設備などの安全対策も、見直し後の基準地震動を反映し加速していく。また、新たに免震重要棟を14年度中の完成を目指して設置する。 お問い合わせは、政策・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで |