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メキシコの線源盗難事件で対応発表 IAEA国際原子力機関(IAEA)は6日、メキシコで輸送トラックごと強奪された医療用のコバルト60線源が、遮へい体の取り除かれた状態でウエイポストラ町近くの畑に放置されていた事件について、同国の規制当局が被ばくを最小限に抑えるための繊細で複雑な回収作業計画を慎重にまとめているところだと発表した。 同線源の放射能レベルはカテゴリー1に分類される危険なもので、遮へい無しで近くに居れば1時間で死に至る可能性があるため、現在、現地警察が周囲に非常線を張った状態。病院施設には吐き気や火傷など高線量被ばくの兆候を示す患者に注意するよう警告済みだ。 IAEAは、これまでに入った情報では線源が損傷を受けたり同町および近隣の民家が汚染された痕跡はないとしたほか、被ばくした人が他に汚染リスクを及ぼすこともないと明言。一般市民の安全は確保されるはずとの見解を示している。 お問い合わせは、政策・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで |