原子力の重要性を強調 エネ基本計画 1月中の閣議決定めざす

経済産業省の総合資源エネルギー調査会基本政策分科会は13日、新たなエネルギー基本計画の原案を取りまとめ、今後、これをたたき台に、パブリックコメントに付し、関係閣僚会議での議論を踏まえた上で、1月中の閣議決定を目指すことを確認した。

エネルギー基本計画の原案は、同分科会の意見との位置付けとし、前回6日の会合で既に示されているが、今回、原子力について「安全性の確保を大前提に引き続き活用していく、エネルギー需給構造の安定性を支える基盤となる重要なベース電源」と、ややトーンを強めるなど、若干の修文が加えられた。また、前回までの議論を踏まえ、原子力政策の基本方針について、「わが国に原子力等の大規模集中電源は不要」との意見があったことも追記された。

パブリックコメントは、1月6日まで実施される。


お問い合わせは、政策・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで