研究炉のあり方提言が報告 原子力委

柴田コ思・日本アイソトープ協会常務理事らは、先に日本学術会議がまとめた研究用原子炉のあり方への提言について17日の原子力委員会に報告した。研究炉は学術、科学・技術の発展に必要不可欠な研究基盤施設であるため国が安定・定常的に維持すべき施設だとし、将来的な利用ニーズについて適切に対応する必要があると強調。効率的で合理的な活用に向けて統一的な利用体制の構築が望まれるとした。また施設や装置のアップグレードを検討する時期がきているとして、適切な将来計画と運用体制を含めたグランドデザインを早急に描くべきとした。

研究炉の使用済燃料は、2019年5月までは米国へ輸送し引き渡される予定だが、以降の方策を国としての政策的観点から中長期的な方策を早急に示すことの重要性を訴えた。


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