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島根2など審査申請 地元の了解を得て 女川2号も 7日には再処理施設中国電力は12月25日、島根原子力発電所2号機(BWR、82万kW=写真右建屋)の新規制基準の適合性に係る審査を規制委員会に申請した。同月24日に島根県他、地元自治体からの了解を獲得したのを受け行われたもの。中国電力による申請手続きの了解に際し、島根県は、宍道断層の評価とそれに基づく安全対策、有効性と影響を考慮したシビアアクシデント対策の実施と丁寧な説明、自治体と緊密に連携した防災体制の構築などを、同社に対し求めている。島根2号機は、12年1月より、定期検査に伴い停止している。 また、東北電力は12月27日、女川原子力発電所2号機(BWR、82.5万kW)の新規制基準の適合性に係る審査を規制委員会に申請した。同社は、申請に当たり同月26日、地元自治体への事前協議申し入れを行っている。女川2号機は、10年11月より、定期検査に伴い停止している。これで、同委で新基準適合性が審査中の原子力発電プラントは、BWRでは東京電力の柏崎刈羽6、7号機以降、4基目、合計では16基となった。 7日には日本原燃が六ヶ所再処理工場他、核燃料サイクル施設の新規制基準に係る適合性確認の審査申請を行った。12月19日に、青森県と六ヶ所村に対し、必要な対応について計画書を提出、同月26日に事前了解を受領している。日本原燃では重大事故への対応のため万全の対策をとる。これに伴い、工事計画で、同施設のしゅん工時期を14年10月とした。 また同社は、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター、ウラン濃縮工場も、新規制基準の要求に対応し、地震による損傷防止対策などを図ることとし申請を行った。 お問い合わせは、政策・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで |