陽江1と寧徳2が初併入 中国

中国・広東省で陽江原子力発電所1号機が昨年12月31日に初めて送電網に接続された。中国広核集団有限公司(CGN)が仏国のPWR技術を元に開発した100万kW級のPWR「CPR1000」で、2013年には同型設計の原子炉2基が営業運転を開始、陽江1号機を含む2基が初併入、陽江5、6号機がコンクリート打設を伴う本格着工を果たしている。

中国国務院が南シナ海に面した陽江原発サイトでCPR1000を6基建設するという計画を正式承認したのは08年12月のこと。第11次5か年計画の重要なエネルギー建設プロジェクトに位置付けられ、同国で開発される原発計画の中でも最大規模のものだ。

昨年9月に同5号機で最初のコンクリート打設が行われたのに続き、同年12月23日には6号機でも原子炉建屋部分に1426立方メートルのコンクリートを19時間かけて打設。6基すべてが完成する18年頃には同サイトの総発電量は年間480億kWhに達するとしている。

なお、福建省の寧徳原発サイトでは、昨年4月に営業運転入りした1号機に続き、同じCPR1000の2号機が4日に初併入。出力5万kWから調整運転を開始した。


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