無人飛行機で放射線観測 原子力機構など 浪江で試験飛行

日本原子力研究開発機構と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1月24日、浪江町内で、小型無人飛行機を利用した放射線モニタリングシステムの試験飛行を行った。試験に用いた機体は、全長2.6m、全幅4.2m(=写真)。

両機構は12年より、小型無人航空機を利用した放射線モニタリングシステムの共同研究を実施している。本共同研究は、JAXAが開発する放射線モニタリングに適した小型無人航空機技術を、原子力機構の持つ無人ヘリコプター用の検出器やモニタリングシステムを改良した技術に組み合わせて利用するもので、これまでの無人ヘリコプターを用いた航空モニタリングでは困難だった山林の奥まった場所なども含め、放射性物質の汚染状況をより適確に把握することが期待される。


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