[原子力産業新聞] 2014年2月6日 第2705号 ＜2面＞

世界を結ぶ拠点開設　日本ＧＥ　新たなイノベーション創造へ

日本ＧＥは１月２２日、新たなイノベーションを創造する中核拠点「ＧＥセンター・フォー・グローバル・イノベーション」を東京都港区赤坂の日本ＧＥ本社内に開設し、熊谷昭彦・日本ＧＥ代表取締役兼ＣＥＯ（＝写真右端）らがテープカットを行った。

同施設は、経済産業省と日本貿易振興機構による２０１２年度「アジア拠点化立地推進事業」の採択事業。国内外の研究開発拠点や事務所を結ぶテレビ会議や電話会議システム、タッチパネル式の大型スマートボードやどの部屋からもアクセスして様々な資料などを閲覧可能な専用ネットワークサーバー等を設置し、効果的なコラボレーションを行えるよう機能的な空間を備えている。実際に同センター内エジソンルームと中国、インド、米国の各センターをつなぎテレビ会議を行うデモンストレーションも行われた。

また同会場では、日本の優れた技術とＧＥの事業との協業マッチング実現の機会をさぐる「日本ＧＥ技術公募２０１４」の募集開始も発表された。

対象となるのは、先端材料、環境・省エネルギー技術、エレクトロニクス・ソフトウェア、ヘルスケア・バイオテクノロジー、製造・プロセス技術、その他ＧＥ製品などに付加価値を追加すると考えられる技術や製品。過去の公募の成果例として、アイオクサスジャパン（滋賀県草津市）のエネルギーストレージシステムがＧＥヘルスケアのＭＲＩ勾配磁場電源システムに搭載され、２０１０年の製品化以来千台を出荷している実績を挙げた。

公募期間は４月３０日まで。詳細はＨＰ（ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｇｅ．ｃｏｍ／ｊｐ／ｃｏｍｐａｎｙ／ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ／ｔｅｃｈ＿ｐａｒｔｎｅｒｓｈｉｐ２０１４．ｈｔｍｌ）で。

お問い合わせは、政策・コミュニケーション部（03-6812-7103）まで