閉鎖炉の設備をオークション 米SCE社

米国の産業競売企業であるMRIオークションズ社は2月25日、昨年6月にカリフォルニア州で閉鎖されたサンオノフレ原子力発電所(SONGS)2、3号機(各PWR、112.7万kW)に関するオークション広告をネット上に公開した(=写真)。

SONGSの余剰設備をオークションにかける方針は、同原発を所有するサザン・カリフォルニア・エジソン(SCE)社が先月20日に発表していた。同社が雇用したMRI社は3月26日から3日間、合弁企業パートナーのスターリング・マシーナリー・エクスチェンジ社とともに、両炉の放射性物質と関わりのない部分について、ネット上でオークションを実施する計画だが、これにより、どの程度の利益が見込めるかについては公表されていない。

対象機器は大容量のコンピューター数値制御(CNC)機器やマニュアル工作物のほか、重金属や板金の加工設備など。大きい物では天井部固定式の橋形クレーンやタービン熱交換器なども含まれる。

入札者はMRI社のウェブサイトで登録した後、これら機器の画像をPCで閲覧。また、入札に先立つ24日と25日の2日間は、SONGSに属するメーサ地区の敷地で現物を下見することができる。


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