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ウラン容器落下事象で影響なし カナダ13日の夜、カナダ東海岸のハリファックス港で民生用原子力発電所の燃料原料である六フッ化ウラン(UF6)の入ったキャニスター4基を輸送船から積み下ろす際、移送用大型コンテナの底部が外れて6m下の甲板に落下する事象が起きた。現地に検査官を派遣したカナダ原子力安全委員会(CNSC)は15日、すべてのキャニスターが無傷であり破損も無いことを確認。現場で計測した放射線レベルも極めて低いとし、同港の作業員や一般大衆、および周辺環境に影響が及ぶことは無いと呼びかけている。 これらのキャニスターは米サウスカロライナ州にあるウェスチングハウス社の核燃料製造工場向けのもの。CNSCの発表によると、事象発生時に事業者がCNSCの規制要件と許認可に準じて取った対応措置はすでに完了した。船から無事に積み下ろされたキャニスターは最終目的地に向けて再パッケージされるまで、安全に保管されることになった。港も通常業務に戻っており、CNSCスタッフは27日の公開審理で状況報告書を提示する考えだ。 お問い合わせは、政策・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで |