[原子力産業新聞] 2014年3月27日 第2712号 ＜2面＞

炉心内計装システム受注　ＷＨ社　オルキルオト１・２号機で

東芝は１２日、グループ会社のウェスチングハウス社が、フィンランドの大手電力事業者テオリスーデン・ボイマ社（ＴＶＯ）から、オルキルオト原子力発電所１、２号機（ＢＷＲ）向けの移動式炉心内計装システムを受注したと発表した。国内のＢＷＲで同システムの納入実績を持つ東芝と、フィンランドの原子力プラントでメンテナンス経験が豊富なウェスチングハウス社との協力で受注につながったもの。

今回、受注した移動式炉心内計装システムは、原子炉格納容器内の中性子分布を測定し、制御するシステムで、炉心内の移動式検出器、検出信号を測定する制御装置、監視モニタなどで構成されており、事業者は、このシステムで得られたデータをもとに、原子炉内の中性子分布を算出し、稼働状況を監視する。同システムは１６年１月から順次、納入される予定で、東芝が設計・製造を、ウェスチングハウス社が据付工事と全体の計画管理を担当する。

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