[原子力産業新聞] 2014年4月10日 第2714号 ＜2面＞

再稼働、活断層問題など　衆院原子力特別委　田中規制委員長に質疑

衆議院の原子力問題調査特別委員会（委員長＝森英介氏〈自由民主党〉）は３日、田中俊一原子力規制委員長らに対し、再稼働や敷地内活断層の問題などについて質疑応答を行った。

その中で、自民党議員が、原子力発電停止に伴う火力燃料費増による貿易赤字の拡大や、電気料金値上げが中小企業経営にとって「死活問題」となっている現状を懸念した上で、新規制基準施行後の適合性審査状況について尋ねたのに対し、田中委員長は「科学的・技術的観点から、すみやかにかつ厳正に審査を進めていく」などと応えた。また、敦賀発電所の活断層問題に関し、「審査は国民に安心をもたらすもの」として、今後の見通しを尋ねたのに対し、原子力規制庁の担当者は、「なかなか予断を持って示すことは難しい」などと述べた。

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