汚染水の誤った移送で対応進める 東電・福島第一

東京電力の福島第一原子力発電所で14日発表された汚染水の誤った移送について、同社の調査によると建屋外への漏えいは確認されていない。汚染水を処理するプロセス主建屋から本来は移送されるはずのない焼却工作建屋の地下に汚染水約203トンが流入。使う予定のない仮設ポンプ4台が動いていたためだが、どのような経緯でポンプが作動していたかは調査中だ。同社は既設の移送ポンプで焼却工作建屋からプロセス主建屋に汚染水を戻す作業をしていたが、吸い込み位置の関係で困難となり作業を中止、同日の時点で水位は4mm低下し、17.6cmに。今後移送方法を見直し、準備でき次第、移送を再開する方針。


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