Copyright (C) JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. (JAIF)
ここに掲載されている記事や写真などの無断転載はご遠慮ください。
AP1000を年内着工 中国 徐大堡にサイト承認中国の国家核安全局(NNSA)は9日、中国核工業集団公司(CNNC)がウェスチングハウス社製AP1000、2基の建設計画を進めている遼寧省沿岸部の徐大堡について、サイト承認を発給した。環境保護省が3月に一般公開した環境影響評価報告書に基づき、同サイトが安全上および環境保全上の要件を満たしていることを保証したもの。ただし、本格的な建設工事を始めるには国務院の承認が必要だとしている。 100万kW級PWRを最終的に6基建設するという徐大堡での原発建計画設に関し、CNNCは2006年に地元遼寧省政府との協力とり決めに調印。09年に担当子会社として遼寧核電有限公司を設立した。11年1月には国家発展改革委員会が第1期分となる最初の2基について事前作業の実施を許可したのを受け、基礎掘削前の起工式を開催。同年9月にも1号機のコンクリート打設が行われる予定だったが、同年3月に発生した福島第一原発事故により、計画は一時凍結されていた。 現在の建設スケジュールとしては、今年中に1号機の建設工事を開始し、10か月後に同2号機も着工。それぞれ19年と20年に運転を開始すると見られている。 お問い合わせは、政策・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで |