トルコの計画でEIAを改訂 ロスアトム社

トルコ初の原子力発電設備となるアックユ発電所の建設を請け負ったロシアのロスアトム社は9日、同社のプロジェクト会社であるアックユ原子力発電会社が改訂版の環境影響評価(EIA)報告書をトルコ環境都市計画省(MEU)に提出したと発表した。

オリジナル版で全3000ページというEIA報告書は、プロジェクトの概要や目的、サイト選定の根拠、社会経済的規模など12分野の関係情報を網羅したもの。アックユ会社は昨年7月にオリジナル版を提出したが、書式の変更によりMEUから一旦差し戻された。

また、同年10月には、トルコの様々な公的機関や団体、大学等の代表で構成される「EIA審査特別委員会」が会合を開催。そこで取りまとめられた勧告や提案を斟酌するための修正作業が行われていた。追加情報を盛り込んだ改訂版EIAのボリュームは約3500ページに増加したと伝えられている。


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