90年比でCO排出量14%増に 12年度のエネ需給

資源エネルギー庁が15日公表した2012年度のエネルギー需給実績によると、原子力発電の稼働停止によってエネルギー起源のCO排出量が、震災前の2010年度に比べ7.5%増加したことがわかった。前年度比では2.9%増。1990年度に比べ14%増となった。

最終エネルギー消費は、生産量の減少や2011年度と比較して冷夏暖冬であったこと等から電力が前年度比2.0%減や石油が同1.7%減、全体として前年度比1.3%減少した。

1次エネルギー国内供給は、最終エネルギー消費の減少等を受けて前年度比1.6%減少した。特に原子力が前年度比84.3%と大きく減少した。一方、原子力代替のための火力発電の増加等の影響により、石炭(同4.5%増)、天然ガス(同3.5%増)、石油(同1.1%増)の化石エネルギーが増加した。


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