小規模凍土壁、効果確認 福島第一 ALPS・A系統再開

資源エネルギー庁は4月24日、福島第一原子力発電所廃止措置の進捗状況を発表した。

1〜4号機を取り囲む凍土遮水壁設置のフィージビリティスタディとして3月から開始された10m四方の小規模凍土壁の造成試験では、凍結が確認され実運用への見通しが得られた。

また、ホット試験実施中の多核種除去設備では、点検、不具合除去を実施していたA系統が23日までに処理を再開し、B系統は内部除染が継続実施中。

14年度末までに総容量80万立方mを目指す滞留水貯留タンク増設計画では、工場完成型タンク(=写真)も陸揚げされ、今後も、新設、リプレースを加速する。

4号機使用済み燃料プールからの取り出しは、23日までに、計726体が共用プールへ移送された。


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