葛西敬之氏が旭日大綬章を受章 春の叙勲、茅陽一氏は瑞宝重光章

政府は4月29日、春の叙勲受章者を発表した。本紙関連で、旭日大綬章をJR東海名誉会長の葛西敬之氏(=写真上)、旭日重光章を元文部科学副大臣の稲葉大和氏、瑞宝重光章を東京大学名誉教授の茅陽一氏(=写真下)、元通商産業事務次官の児玉幸治氏、元通商産業審議官の中川勝弘氏が受章。

葛西氏は、鉄道事業での功績の他、国家公安委員会や教育再生会議の委員などを歴任、現在、宇宙政策委員長を務めるなど、科学技術政策、文教政策の分野でも尽力した。また、東京電力に関する経営・財務調査委員会、原子力損害賠償支援機構運営委員会にも携わるなど、福島第一発電所事故後の電力事業の建て直しにも貢献している。

また、茅氏は、総合エネルギー調査会やIPCC国内連絡会をリード、現在、温暖化シナリオなどを研究する地球環境産業技術研究機構の理事長を務めており、エネルギー・環境分野で尽力している。

外国人では、英国のJ.ベディントン氏、スペインのL.エチャバリ氏が旭日中綬章を受章。ベディントン氏は、英国政府首席科学顧問を務め、福島原子力事故発生時の専門的助言が日本でも評価された。エチャバリ氏は、OECD/NEA事務局長として、原子力安全強化で貢献した。


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