GEとシーメンスが買収提案 仏アルストム社

仏国のA.モントブール生産再建大臣は4月28日、タービン発電機製造など同国の大手重電機器メーカーであるアルストム社のエネルギー部門について、米国のGE社とドイツのシーメンス社が買収提案している事実を認めた。

アルストム社が外国企業の傘下に入ることは仏国内の雇用や投資、研究開発などに影響があるほか、仏国原子力産業の独立性にも関わる微妙な問題だとして、同相は仏政府が両社の提案について調査する準備があると明言。いずれにせよ、何が国益に適い、どのような代替選択肢が考え得るかについての認識を欠く性急な決定は受け入れないと述べていることから、アルストム社が間もなく下すであろう判断が注目されている。


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