東芝メディが東芝医用SE社と統合 成長加速へ

東芝メディカルシステムズは、5月21日、グループ会社である東芝医用システムエンジニアリングとの間で、東芝メディカルシステムズを存続会社とした吸収合併(2015年4月1日付)を行うことを前提に、今年の10月1日付で実質的に統合することを決定したことを発表した。

東芝メディカルグループは、世界135か国以上にX線診断システム、CT、MRIや超音波診断システムなどの医療システムを提供しており、このなかで、東芝医用システムエンジニアリングは、医療システムの開発・設計、およびドキュメント制作全般をエンジニアリング会社として分担している。

現在、東芝は、「エネルギー」、「ストレージ」に加え「ヘルスケア」を経営の第3の柱とすべく事業強化を図っている。ヘルスケア事業についてはより高い競争力を得るため、グローバルでの医療システム開発能力のさらなる向上、業務効率向上が必要とされ、幅広い事業領域において有する広範囲の技術融合を目指している。

東芝メディカルシステムズは日・米・欧・中の世界4拠点におけるグローバルR&D体制を確立し、世界の医療施設との共同研究・共同開発を進めており、今回の統合およびその後の合併により、先行技術開発、要素技術開発、商品開発等の役割分担の明確化と開発体制の再構築を行うことでそれぞれが持つ技術力集約のシナジーを活かし、グローバルな競争力のある製品開発を加速していく方針。


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