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プルトニウム疑義で説明原子力委員会事務局は10日の定例会合で、「日本のプルトニウム保有量に関してIAEAへの報告漏れがあった」との報道を受け、説明を行った。 報道では、玄海3号機のMOX燃料に含まれる640kgのプルトニウムが報告されていないとの指摘。同MOX燃料は11年3月の定期点検中に炉内に装荷したが、福島原子力発電所事故により、再稼働の目処が立たなくなったことなどから、IAEAに報告するプルトニウム保有量の中には含めていなかった。 一方、13年9月11日の同委員会で説明された日本のプルトニウム管理に関する資料では、各施設ごとの内訳中、玄海3号機の当該640kgのプルトニウム量は、参考欄に記載された「炉内挿入済みの分離プルトニウムから、炉外取り出し済みの照射済みプルトニウムを引いた量」1317kgの中に含まれているとの説明だった。 岡芳明原子力委員長は、今回の件を受け、「海外への公表の仕方を工夫する必要がある」などと述べている。 お問い合わせは、政策・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで |