リスク研究センターを発足へ 電中研が中核組織

電力中央研究所は13日、事業者による自主的安全性向上の取組に必要な研究開発の中核となる「原子力リスク研究センター」を、14年度上期中を目途に設置すると発表した。

福島第一原子力発電所事故を踏まえ、大地震、大津波、竜巻など低頻度ながら被害をもたらす事象の解明を行い、リスク低減対策に確率論的リスク評価手法(PRA)も積極的に活用する総合的リスク評価を行い、原子力の安全性向上につなげていく。

また、成果の現場への適用、規格基準化など、具体的な取組への反映を念頭に、「研究開発ロードマップ」を策定し、「研究開発と成果利用のサイクル」を回すことにより、高い安全性の実現に貢献していく方針だ。


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