粒子線装置、国際展開 全タイプ販売強化 三菱電機が戦略発表

三菱電機は11日、粒子線治療装置事業のグローバル展開戦略を発表した。日米で事業体制を整備し、治療実績のある陽子・炭素イオン・陽子炭素共用、すべてのタイプの海外顧客対応を強化する。

新たな体制では、グループ企業の三菱電機パワープロダクツ(米国・ペンシルベニア州)に、粒子線治療装置事業の専門部署を設置して米国での販売を開始するほか、本社の原子力・医療システム事業部に、海外医療販売の部署を新たに設置し米国外の販売も強化する。また、電力システム製作所(神戸市)に、グローバルプロジェクトグループを新設し、13年設置の自社内検証用加速器の活用により、米国食品医薬局認証の早期取得を目指す。

この他、同社では、海外で開催されるイベントでの模型展示などを通じ、要望に応じた粒子線治療装置の提案も行う。


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