7か国目のプルサーマル実施国に オランダ

オランダ唯一の稼働中原子炉であるボルセラ原子力発電所(PWR、51.2万kW)に初めてウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料が装荷された。同燃料集合体を製造した仏アレバ社が6月30日付けで発表したもので、同国はドイツ、仏国、スイス、米国、ベルギー、日本に次いで、7か国目のプルサーマル実施国となった。

同原発では2014年にMOX燃料を8体、それ以降は年間12体の割合で装荷していき、炉心の約4割までをMOX燃料とする方針。昨年、政府から許可が下りた。同原発を操業するEPZ社は、使用済み燃料中のプルトニウムをリサイクルすれば天然ウラン鉱石の節約につながると強調。5月末から約1か月の年次停止期間中に全121体の燃料集合体のうち24体を交換しており、このうち8体がMOX燃料だとしている。


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