患部ケアウェアを開発 がん研究会等 乳がんの放射線治療用

がん研究会と東レは10日、乳がん患者の放射線療法に伴う皮膚炎の患部を保護するケアウェア(=写真)を共同開発した。

体に柔らかくフィットするニット素材を用い、患部保護材をずれにくくするホールド性と、肌への刺激を抑えた縫製仕様によって、快適に着用でき、容易に着脱することが可能な作りとなっている。また、特殊な防汚加工を施し、軟膏や患部からの浸出液を吸収保持し、裏面に染み出しにくくすることで、外衣への汚れを防止するほか、家庭でも洗濯できるイージーケア性を備えている。

同研究会では、有明病院で、実際に患者に試着してもらい、15年にも商品化を目指すとしている。


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