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「現場で確実に使われる」研究開発を IRID 山名理事長国際廃炉研究開発機構(IRID)の取組を紹介するシンポジウムが18日、東京・千代田区のイイノホールで開かれ、昨夏の設立からこれまで1年間における福島第一原子力発電所の燃料デブリ取り出し準備や、放射性廃棄物の処理・処分に係る研究開発状況が報告された。 シンポジウムでは、TMI事故の初期対応に直接関与し、原子炉安定化に関する現地対策ディレクターを務めたレイク・バレット氏が特別講演を行い、事故発生後、米国原子力の建て直しを賭けて設置された「統合クリーンアップチーム」の活動、補助建屋の除染から燃料取り出し作業完了までの経緯、その後、事故経験が、米国のクリーンアップ産業界のモデルとなったことなどを述べ、今後の日本の取組に期待をかけた。 研究開発状況の報告を終え、IRID理事長の山名元氏は、「福島第一の現場で確実に使われることが重要」などと所感を述べた。 お問い合わせは、政策・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで |