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気中取り出し工法検討 福島第一廃炉 燃料デブリ冠水困難時資源エネルギー庁は、福島第一原子力発電所の燃料デブリに関し、冠水が困難な場合に必要となる気中での取り出しを行う代替工法と、これをサポートするための要素技術の実用化について、検討事業を実施する。 燃料デブリを気中取り出しする際、水による放射線の遮へいが期待できず、作業時の燃料デブリの冷却も不十分となり、取り出し時に放射性物質が飛散する可能性もある。 同庁ではこれまで、国際廃炉研究開発機構を通じ、燃料デブリ取り出し代替工法などについて情報提供を依頼し、約200件の技術情報を集めた。今回、これらを基に、冠水せずに燃料デブリを取り出す代替工法に関する概念検討と、そのための視覚・計測技術や燃料デブリ切削・集塵技術の実現可能性検討を実施することとし、8月27日まで事業公募を行っている。 燃料デブリ取り出し代替工法としては、(1)上部から取り出す工法(搬送機材固定)(2)上部から取り出す工法(搬送機材移動)(3)側面から取り出す工法――の3つの工法が例示されている。 お問い合わせは、政策・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで |