複合災害を指摘する声も 安全工学シンポ 自然災害の影響評価など

交通、機械、建築などの諸分野における安全の取組について発表し、防災やリスク管理のあり方を考える「安全工学シンポジウム」(日本学術会議他主催)が10、11日、都内のホールで開かれた。

原子力分野のセッションでは、自然災害に対する影響評価について、地震や津波の確率論的リスク評価に関する原子力学会の取組状況などが報告された。新たな規制基準や事業者による対策も踏まえ、最近改定された原子力発電所の火山影響評価に関する日本電気協会技術指針の説明があったのに対し、参加者からは噴火による火災発生への考慮について問う声もあがり、複合災害についても検討していく必要が示唆された。


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