内陸部の2か所で原発建設を計画 中国

中国内陸部の貴州省政府は11日、省内2か所で合計380億元(約6200億円)を投資する原子力発電所開発プロジェクトについて、中国広核集団有限公司(CGN)との合意文書に調印したと発表した。

10日に省都・貴陽市で開催したクリーン・エネルギー源開発に関する年次懇談会で明らかにしたもの。CGNを含む5つの国営エネルギー企業と、太陽光や天然ガスなど、14件のクリーン・エネルギー開発プロジェクトに総額883億元を投資することで調印しており、原子力開発はその一部となる。

中国国家発展改革委員会が管理するメディアによると、貴州省で計画されている原発の1つは銅仁市における125万kW級原子炉2基で、今年から20年までに350億元を投資。もう1件はミャオ族自治区の興義市から鎮寧郡の辺りで出力10万kWの小型炉を2基建設するというもので、これも20年までの期間に30億元をかけて実施するとしている。炉型などの詳細については明らかにしていない。


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