国として説明責任果す 茂木経産相 川内の再稼働に向けて

茂木敏充経済産業相は25日の閣議後会見で、九州電力川内原子力発電所1、2号機の審査書案取りまとめについて、「大きな前進」と歓迎するとともに、今後の再稼働に向けて、国としてしっかり説明責任を果たす考えを述べた。原子力規制委員会は16日に審査書案を公表、意見募集を開始したが、茂木経産相は22日まで、オーストラリア他に出張していたため、記者から質問を受けたもの。

会見で、茂木経産相は、規制委員会が安全確認を行った原子力発電所は再稼働を進めるという政府の基本方針を改めて示した上で、今回の設置変更許可に関する進展に引き続き、工事計画認可なども円滑に進むよう、事業者、規制側ともに最大限の資源を投入して欲しいなどと述べた。また、今後の再稼働に向けて、自治体などの理解を得る重要性を認識し、「事業者任せにせず国として役割分担」して、説明に当たっていく考えを強調した。


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